知人から紹介された案件、知人が経営する会社で働くメリット・デメリット

SES

フリーランスのエンジニアが案件を探す場合、エージェントを使用して探す場合が多いです。

転職する場合も、転職サイトを活用するか、転職エージェント使用する人が多いのではないでしょうか。

それ以外にも、旧友や以前一緒に仕事をした人など、旧来の知人から案件を紹介されたり、知人が経営する会社に転職、又は案件に業務委託として参画することもあります。

僕は1度、学生時代からの旧友が経営する会社に誘われて、業務委託として案件に参画した経験があります。その経験を踏まえて、知人からの紹介案件に参画、又は転職するメリット、デメリットを紹介します。

メリット

まずはメリットです。

やはり、既に知っている人からの紹介や誘いの場合はメリットが多いです。

信頼関係が既にできている

旧来からの知人なので、お互いに人としての信頼関係は構築できているはずです。一緒に仕事をした経験もあれば、能力的なミスマッチも発生しにくいと思います。

お互いに信頼関係ができていなければ、誘われないし、誘われても断ると思います。

スタートの時点で既に信頼関係ができているのは大きなメリットだと言えます。

事前に働く環境の詳細が把握できる

転職サイトを使ったり、エージェント経由だと、その職場の雰囲気やどのような人がいるのかなどの詳細な情報は入手しずらいです。なので、実際に参画してみて分かることも多かったりします。

しかし、信頼関係ができている知人であれば、ある程度突っ込んだ話もできるので、詳細な情報を聞きやすいというメリットがあります。実際に参画した後に「こんなはずじゃなかった」というのを防げる可能性が高くなります。

年齢の壁がない

40歳を超えていたりすると、転職サイトやエージェント経由だと、書類選考の時点で年齢を理由に選考から落とされてしまうことがあります。年齢が高くなればなるほどこの傾向が強くなってしまいます。

人手不足もあり、一昔前に比べるとだいぶ緩くなってきていますが、年齢が高くなればなるほど採用されにくくなる壁は存在するのが現状です。

しかし、知人からの紹介であればこの壁がなくなります。誘われるということは、年齢関係なく、純粋にあなたの人柄、能力を評価してくれているということになります。

50歳以降も安定して仕事ができるようにするには、人脈が多い方が有利だと思います。

参画がスムーズに決まる

通常、案件に参画したり、転職する前は書類や面接による選考をクリアする必要があります。他に応募しているライバルもいるので、場合によっては複数回面接を受けなければならないケースもあります。もちろん、選考で落ちてしまうこともあります。

しかし、知人からの紹介であればこのような選考がありません。中には軽い選考を行うケースや顔合わせ的なものがありますが、自分から応募する場合に比べて厳しいものとはならないです。

案件の内容や職場の雰囲気を聞いて、ご自身にやってみたいという意志があれば、参画できる可能性は高く、スムーズに決まることが多いです。

新しい挑戦ができる可能性がある

自分から応募する場合は、これまでどのような経験をしてきて、何ができるのか、即戦力として活躍してもらえるのかなど、現在持っている能力が選考基準になります。

よって、未経験分野や実務経験がないスキルを使用する企業や案件に参画するのは難易度が高い傾向があります。

しかし、未経験分野であることを承知の上で知人が誘ってくれている場合は、新たなスキルを身につけるチャンスになります。

マージンを取られない

フリーランスのエンジニアがエージェントが探してくれた案件に参画する場合は、マージンが発生します。営業を代行してくれており、エージェントもボランティアでやっているわけではないのでこれは仕方がないことです。

しかし、特に知人がいる会社の案件に参画する場合は、直接契約となるためマージンが発生しません。

デメリット

知人からの紹介や誘いは良いことが多いのですが、デメリットも存在します。ここをよく把握して誘いを受けるかを決めることをおすすめします。

辞めたくなっても辞めにくい

知人からの誘いでいくら事前に企業、案件の詳細を聞けると言っても、不都合なことは隠されていることがあります。特に何かしらの事情で人員補充を急いでいたりして、どうしても参画して欲しい気持ちが強かったり、焦っている場合は「これを言ったら断られるかも」という内容は説明されないかもしれません。

そのような場合は、実際に参画してから「話が違う」ということが起こります。あまりに想定していたものと乖離している場合は早々に辞めたくなることもあるかもしれません。

また、最初は良かったけれど、方向性が変わってきてこのままこの環境にいたくないと考えることも起こり得ます。

知人が絡んでいる場合は、その知人との関係性を壊したくないという気持ちが働くため、辞めたくても辞めにくいという状況になります。個人的にはこれが一番のデメリットかなと思ってます。

よく、コネ入社の場合は辞めたくても辞めにくいと聞いたことがありますが、それに似た感じかもしれません。

と言っても、そのままだと体を壊しそうであったり、希望するキャリアを歩めないのであれば辞める決断をした方がいいです。その場合はその知人との関係が壊れてしまうかもしれない覚悟も必要になります。

単価交渉がやりにくい

相手が知人だと、どうしても遠慮しがちになって、自分を安売りしてしまうことも多いです。これも知人との関係を悪くしたくないという気持ちが働くためです。

そのため給与や単価の交渉がやりにくいというデメリットがあります。

エージェントを使っていたりすると、担当者がこの辺りの交渉を代行してくれますが、知人経由だと自分でやる必要があるため、しっかり交渉する必要があります。

まとめ

知人から紹介で仕事を得るのは、上記の通りとてもメリットが多いです。特に年齢が上がれば上がるほど、仕事を紹介してくれる知人が多いほうが有利になります。

その反面、デメリットもあるので、その知人のことをどれだけ自分が信頼できるかを冷静に考えて、誘いを受け入れるか、断るかを判断することをおすすめします。

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