SESで仕事をしていると、何歳まで現場で働くことができるのかと考えることがあります。
30代の時は「40代になっても大丈夫だろうか?」、40代になると「50代になっても大丈夫だろうか?」とどうしても考えてしまいます。
今回の記事ではPMなどのマネジメント系ではなく、実際に開発を実施するエンジニアの話に限定します。
結論から言うと、未来のことは分からないというのが正直なところです。
ただ、僕が20年以上IT業界で仕事をしてきて、60歳以上でも現場で働いている人はいました。50歳を超えても現場で働いているエンジニアは以下のような人達です。
- その人がいないと誰も仕様が分からない(属人化させている)
- 常に新しいスキルをキャッチアップしている
変化が激しい世の中で、AIの台頭もあり、今後もこのような人達が生き残っていける保証はないですが、それぞれ詳しく説明します。
その人がいないと誰も仕様が分からない(属人化させている)
レガシーと言われるシステムに多いケースです。
僕が今まで見てきたエンジニアで一番高齢の人は60代の人でした。携わっていたプロジェクトは異なり、チームも違ったので一緒に仕事をしていたわけではありません。
某大手銀行の案件に携わっていた時のことです。
銀行のようなお金を扱い、ミスが許されない。障害が発生すると最悪の場合、多くの顧客に影響があり、マスコミに報道される事態になる。このような環境だととても保守的になります。
なので、安定稼働が第一になるため、最新技術を使ってシステムを一新するようなことはやらず、昔からある古いプログラミング言語で作成されたシステムを使い続けることになります。
この60代の人は、そのようなシステムの新規開発の時から携わっていて、完全に仕様を把握していました。この人に聞かないと分からないことも結構あったようで、とにかくいてくれるだけでありがたいと思われている人でした。
一部の人からは「神」と呼ばれてました。
このように、企業としては捨てたくても捨てられないシステムの仕様を把握していたりして、この人がいなくなると困るという状態になれば、60代になっても現場で働ける可能性は高くなります。
ただ、永遠に使い続けられるシステムというのはほとんどないです。もし廃止されてしまうと、スキルのアップデートがされていないため、次の案件が見つからなくなる可能性が高くなります。
非常にリスキーなので、この戦略はあまりおすすめできません。
常に新しいスキルをキャッチアップしている
僕がこの記事を書いている時点で携わっている案件に50代後半のフリーランスエンジニアがいます。
この人は50歳からフリーランスになったようで、フリーになってからはずっとRubyの開発に携わってきたようです。
この人と話すと、とにかく知識量が多いと感じます。常に勉強し続け、新たな技術が出てきたらしっかりとキャッチアップしているのだと思います。常々、見習わないとなと実感させられます。
そして、40代後半の僕にとって、この人は希望の存在にもなっています。50代後半でもフリーランスのエンジニアとして第一線で働けるのだと安心感を与えてくれる存在でもあります。
新しい技術を常にキャッチアップし続けるのは大変なことです。誰でもできることではないと思っていますし、自分にできるのか?とも思います。
これは好きじゃないとできない部分もあるので。僕は正直、エンジニアの仕事は好きではないので。。。
でも、自分の努力次第では十分に可能性があるということが分かって、気持ちがだいぶ楽にはなりました。
未来のことは分からないので、今できることをやるのが一番
僕の経験では、50代、60代になっても現場で働くことは十分可能というのが答えです。実際にそのような方々を見てきたので。
しかし、これから先も同じように行くかは分かりません。AIの台頭もあり、エンジニアの仕事の内容も変わりつつあります。
また、AIによって現場で働くエンジニアの仕事は大幅に減る、なくなるという話もありますが、これもどうなるか分かりません。
オフショアなどにより、日本人プログラマーは不要になるという話は20年くらい前からあったのですが、このような「仕事がなくなる」予測はことごとくハズれているので、AIによる影響もどこまであるのか分かりません。
未来のことは誰にも分からないのだから、今できることをやるのが一番だと考えます。「今、ここに集中」ってやつですね。
今、自分にできることを最大限やり切る。そうすれば、自ずと結果は付いてくる。そう信じて行動して行くのが一番ではないかなと思ってます。

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