40代後半フリーランスエンジニアが案件終了に備えてやっていること

フリーランスの現実

フリーランスエンジニアをやっていると常につきまとう不安。それが案件終了です。

案件が終了すると、

  • 次の案件が見つからないかもしれない
  • 新しい案件に参画して、うまく行かないかもしれない

といった不安を抱きます。

その不安が現実化しないように、僕が備えていることを書いておきたいと思います。
参考になれば幸いです。

案件終了への不安は常にある

エンジニア以外での収入があったり、豊富な人脈を持っていない限り、フリーランスエンジニアをやっていると案件終了への不安を常に持ち続ける人は少ないと思います。僕もその1人です。

まずは僕が感じている案件終了リスクについてお話します。

若い頃とは違う不安を感じるようになった

僕は40歳でフリーランスになったので、それより前は同じSESでの働き方でしたが会社員でした。

会社員時代でも、自分に合っている案件だった場合は、終了の不安は抱えていました。SESで働く限り、会社員でもフリーランスでも常に抱える不安なのだと思います。

ただ、若い頃は「また環境が変わるのは面倒だな」くらいにしか思っていませんでした。

しかし年齢を重ねると、この「面倒だな」に加えて

  • 環境が合わず、ストレスで体調を崩したらどうしよう
  • 年齢を理由に次の案件が決まらなかったらどうしよう
  • マネジメントはやりたくないけど、経験年数を理由にそれを任される案件に参画したらどうしよう

というような不安も感じるようになりました。

特に健康不安と職を失う不安が若い頃よりも強くなったと思います。

僕の場合は子供にお金がかかる時期に差し掛かっており、今無収入になるわけにはいかないので、より不安が増した感じです。

今の案件がいつまで続くかは誰にも分からない

今携わっている案件が、いつまで続くかというのは正直誰にも分からないです。

IT業界は技術トレンドの変化が激しいので、絶対安定の案件はほぼないと考えていいと思います。

特に最近は、コードはAIが書くことが多くなってきているので、今後はコードを書くことしかできない人は淘汰されるなんて話も出てきています。実際にどうなるかは分かりませんが。

長い期間、同じ案件に携わっていると、このままずっとその案件が続くような感覚になります。

しかし、携わっているプロジェクトの終了や参画先企業の組織変更などをきっかけに終了してしまうということは普通にあります。

なので、いつ終了してもいいように準備をしておくことは意識しておいた方がいいです。

僕が案件終了に備えてやっていること

どんな案件でもいつかは終了する。

その前提で、終了が決まった時に慌てないように常に準備をしておく必要があります。僕が終了に備えていることは以下になります。

スキルシートを定期的に更新する

これは結構大事です。

案件終了が決まってから更新するのではなく、携わっている時から定期的に更新しておきます。

特に同じ案件に長期間携わっていると、色々なことをやっていると思います。そして、時間が経つとだんだんと忘れていきます。

それを防ぐために、備忘も兼ねてにスキルシートを更新します。

そうすれば、スキルシートの内容も充実するし、何をやったか、どんな苦労をしたかなどを面談で具体的に話せます。そうなれば印象も良くなって面談通過率が上がることも期待できます。

特定の取引先に依存しないよう意識する

例えば、エージェントを使用するのであれば、1つのエージェントに頼るのではなく、複数のエージェントを使用することを検討します。

規模が同じくらいのエージェントを複数使うと同じ案件を紹介される可能性が高まるので、例えば大手1社、中小1社という感じです。

エージェントによって強みが違うので(Web系案件が多い、リモート案件が多い、直受け案件が多いなど)自分に合いそうなエージェントを複数、候補として選んでおきます。

また、知人経由で案件を紹介してもらったことがあれば、その人と定期的にコンタクトを取っておくのもいいと思います。案件終了の可能性があることを伝えれば動いてくれる可能性があります。

このように複数の選択肢を用意しておいて、いざ案件が終了しそうになった時にすぐに行動できるように準備しておくと、慌てることがないのでおすすめです。

AWSなど周辺スキルの学習を続ける

今はコードを書くだけであれば、AIが指示を出せば書いてくれます。

だからと言ってプログラミング言語の勉強が不要になったかと言えば、そうは思えないです。

AIを使って開発している人なら多くの人は気付いていると思いますが、AIは結構間違えます。それに冗長な非効率なコードを書いたり、セキュリティリスクがあるコードが作成されたりもします。

AIは今後も進化を続けると思うので、このようなことは減ってくるとは思いますが、人間が一切介在しないでリリースするというのは今のところ考えられないです。

なので、この辺りのAIの間違いを見抜く能力は磨いて行く必要があると思います。

また、エンジニアの仕事はコードを書くだけではありません。設計やデータベースの知識、AWSなどのインフラ関連の知識なども必要になります。

応用的なハイレベルのスキルを身につけられればベストですが、まずは基礎を固めることを目標に周辺知識の学習を続けることで、なるべく自分の市場価値を上げられるようにはしています。

案件終了後の選択肢を複数持つようにしている

上記で「特定の取引先に依存しないように意識する」で書いた内容と被りますが、案件が終了した場合に複数の選択肢があるのとないのとでは、安心感が全く違います。

1つの取引先に依存して、「ウチから紹介できる案件はありません」などと言われてしまった場合は焦ってしまいます。実際、小さなエージェントであまり案件数を持っていない場合に、このようなことが発生することはあるようです。

そうならないために自分がやっていることを書いておきます。

フリーランスエージェントを利用する

まず1つがフリーランスエージェントを利用することです。

僕は、以下の記事で書いたように、現在レバテックフリーランスから紹介された案件に参画しています。
40代後半フリーランスエンジニアがレバテックフリーランスを利用して感じたメリット・デメリット

僕は現時点で、フリーランスになって8年が経過していますが、最初からレバテックにお世話なっていたわけではありません。最初は違うエージェントにお世話になっていました。

しかし、何回か案件探しをお願いしたり、実際に参画してからのフォローなども考慮して、現在はレバテックにお世話になっています。

実は、前の案件で仕事をしている時から「次はレバテックにお願いしてみよう」と決めていました。

それは、当時一緒に仕事をしていた人がレバテック経由で案件に参画経験があり、おすすめと言っていたからでした。また、案件数が多く、直受け案件が多いというのも理由の1つです。

このように、「案件が終了したらエージェントに案件探しをお願いしよう」と考えている場合、どこのエージェントにお願いするかも決めておくことをおすすめします。エージェントは中小から大手まで沢山あります。

どこでもいいというわけではないので、自分に合いそうなところを複数選んでおきましょう。

知人からの紹介も大切にする

知人や以前一緒に仕事をしていた人など、案件を紹介してくれる人がいるのであれば、そのような人達を頼り、丁寧に対応することも大事です。

知人からの紹介となると、エージェントからの紹介よりも案件数が少ないので、選択肢は少なくなりますが、参画できる可能性はかなり高くなります。

また、以前参画していた案件に出戻りするというケースもあり、この場合は先方の状況に問題がなければ確実に参画できます。

僕は知人が経営する企業の案件に参画した経験があります。知人紹介案件はメリットが多いですが、デメリットもあります。自分の経験を踏まえてその内容を記事にしていますので、良かったら参考にして頂けると幸いです。
知人から紹介された案件、知人が経営する会社で働くメリット・デメリット

エンジニア収入以外の備えも重要だと感じている

フリーランスでエンジニアをやるということは、場合によってはエンジニアでの収入がなくなる可能性があるということです。あまり考えたくありませんが。。。

プロ野球選手と同じで、戦力と認められている時は仕事があり、収入もありますが、戦力外となった場合、次の移籍先が見つからなければ無職、無収入となります。

その収入面の備えも大事ですので、自分がやっていることをご紹介します。

生活費を把握する

僕がフリーランスになった時に一番重要視したのが「生活の質を上げないこと」でした。

フリーランスになって、会社員時代よりも収入は増えました。社会保険料が全額自己負担になったことなどを考慮しても増えています。

だからと言って、ここで高級車を買ったり、外食を増やしたり、散財したら絶対に足元をすくわれる確信のようなものがありました。

なので、生活の質は会社員時代と同じ状態を維持することを意識しています。

そのため、家計簿をつけて毎月の収入と支出を管理するようにしています。家計簿は面倒なイメージがありますが、今は便利な家計簿アプリがあるので、とても楽です。

僕が使用しているのは、マネーフォワード ME です。銀行口座やクレジットカードと連携できて、自動で記帳されるので手間が省けます。

このようにして、生活費はしっかりとチェックして、お金が溜まる家計にすることを心がけています。

余剰資金は投資する

余剰資金については、投資に回すようにしています。

今はNISAのような非課税の投資枠がありますので、そちらをフル活用しています。

株価の上下で一喜一憂して本業に影響が出ては意味がないので、オルカンのようなインデックス投資をしています。基本的には毎月一定額を積み立てて、ほったらかしです。

銀行口座にお金を貯めても安全ではありますが、金利はほとんどつかないので、一部のお金には働いてもらって高利回りでお金を増やす仕組みを作っています。

投資には元本割れするリスクがあるので、いきなり大金を投入するのではなく、毎月決まった額を積み立てるようにして、リスク分散しています。

副収入を得られるようにする

エンジニア以外の収入が得られるようになれば、かなり安心感が増します。

副収入については、現時点において僕も試行錯誤中であり、うまく行っているとは言えないのが現状です。

ココナラ にサービスを出品したりして、何件か購入頂いたりもしたのですが、僕が提供できるサービスでは単価が低いため、多くても月3万円程度の収入しか得られませんでした。

でも、中にはココナラからの収入だけで生活している人もいるので、ご自身の得意分野があれば、試しに出品してみるのもありだと思います。

それでも不安がなくなるわけではない

ここまで案件終了に備えてやっていることを書いてきましたが、どんなに備えても不安はなくならないです。

将来を完全に予測することはできない

不安になるのはなぜかと言うと、将来どうなるかを完全に予測することができないからです。分からないから怖くなる。

今はAIという言葉を聞くことがない日がないくらい、AIが目覚ましい発展をしています。つい数年前から見たら、かなり便利になったと思います。

しかし、AIによって失われる仕事もあるわけで、それはエンジニアの仕事も無縁ではないです。

但し、どこまで影響があるのかを完全に予測することはできません。これは誰にもできないことです。

SNSなどでは色んな意見が投稿されていますが、それもあくまで予測です。また、特定の環境で発生している現象である可能性も高いです。

誰にも分からないのだから、色々と情報を集めて不安になるくらいであれば、情報収集をやめて目の前の仕事に集中する方が得策だと考えます。

不安があるからこそ備えを続ける

正直、僕も今の仕事が今後どうなるのかの不安はかなり強いです。ただ、だからと言って怯えているだけでは何も解決しません。

どんな人でも将来不安がない人はいないと思います。

経済的な不安がなくなっても、健康的な不安を抱えている人もいるわけで、多くの人が何かしらの不安を抱えていると思います。

ただ、不安があるからこそ、それが現実になった時に備えて準備をする原動力にもなります。

ここまで色んなことを書いて来ましたが、僕がなぜこのようなことをやっているかと言えば、不安だからです。

僕もまだうまくはできていませんが、この不安を上手く使って、積極的な行動ができるようになりたいと考えています。

まとめ

案件終了リスクは常にあります。実際に僕も、5年半続いていた案件が社内事情で終了してしまった経験をしています。

何も備えていないと、本当に慌てることになります。だからこそ、そうなった時にどうするかの選択肢を増やすようにしています。エージェントに登録したり、知人と連絡をとったり、以前一緒に仕事をした人を頼ってみたり、などです。

あまり恐れすぎるのは良くないですが、リスクがあることを認識し、顕在化した時に対処できるように準備をしておくことをおすすめします。決して無駄になりません。

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