フリーランスエージェントの選び方|40代後半の僕が重視する基準

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フリーランスエージェントはたくさんあって、「どこを選べばいいのか分からない」と迷っていませんか? 比較記事を読んでも、案件数やマージン率など見るポイントが多く、結局どれを重視すればいいのか決めにくいですよね。

僕は今、6社のエージェントに登録していますが、案件の紹介を頼んでいるのは大手の2社だけです。

この記事では、40代後半の僕がフリーランスエージェントを選ぶときに重視している4つの基準を、消費増税のときに増税分が支払われなかった失敗談も交えてお話しします。

結論:フリーランスエージェントの選び方で僕が見ている4つのこと

僕がフリーランスエージェントを選ぶときに見ているのは、次の4つです。

基準見ていること
1. 希望条件に合う案件があるか伝えた条件を踏まえて、案件を紹介してくれるか
2. お金と契約のルールを守る会社か決められたとおりに、報酬をきちんと払ってくれるか
3. 担当者が状況を見て率直に言ってくれるかうまくいかないときに、方向を変える助言をくれるか
4. エンド直案件や独自案件があるか商流が浅い案件や、他にない案件を扱っているか

この中で一番重視しているのは、基準1の「希望条件に合う案件があるか」です。どれだけ信頼できる会社でも、自分の条件に合う案件がなければ、そのエージェントで働くことはできません。

逆に、比較記事でよく挙げられる「マージン率」や「支払いサイトの短さ」は、あまり重視していません。その理由も含めて、ここから4つの基準を、僕の体験と合わせて1つずつお話しします。

基準1:自分の希望条件に合う案件があるか

エージェントを選ぶとき、僕が最初に見るのは、自分の希望条件に合う案件を紹介してもらえるかです。どれだけ案件数が多くても、条件に合わない案件ばかりでは意味がありません。

そのため、登録したらまず、希望条件を優先順位つきで伝えています。僕が伝えている条件は次のとおりです。

優先順位条件内容
1稼働が安定している残業や休日出勤がない
2メンバーとして参画できるリーダーではなく、メンバーとして入る
3単価今の単価を下回らない
4バックエンドが中心フルスタックの場合、バックエンド以外で高いスキルを求められると厳しい
5フルリモート週1〜2日程度の出社ならOK
6チームの体制が整っている体制・方向性・役割が決まっている。シード期のスタートアップは避ける

一番上に置いているのは、単価でもリモートでもなく、稼働の安定です。稼働が高い状態が続くと、体調を崩しやすくなります。会社員なら少し休んでも給料は出ますが、フリーランスは体調を崩して働けなくなると、収入がゼロになります。僕にとっては健康が第一なので、稼働の安定を一番上にしています。

実際、2025年末の案件探しでは、最初の面談でその日のうちにオファーをもらえました。それでも、残業が月80時間になることもあると聞いて辞退しています。

条件を最初に全部伝えておくと、エージェント側も紹介する案件を絞りやすくなります。僕の場合、伝えた条件から大きく外れた案件を紹介されたことは、ほとんどありません。

40代になると、「条件をつけたら紹介してもらえないのでは」と不安になる方もいると思います。でも、条件をあいまいにしたまま合わない案件に入ると、あとで苦しくなります。エージェントを比べるときは、伝えた条件を踏まえて紹介してくれるかを見てください。

基準2:お金と契約のルールを守る会社か

エージェント経由で働くと、報酬はエージェントから振り込まれます。だから、エージェントがお金のルールをきちんと守る会社かどうかは、とても大事です。

エージェントを比べる記事では、支払いサイトの短さがよく挙げられます。支払いサイトとは、報酬の締め日から、実際に振り込まれるまでの期間のことです。たとえば「月末締め翌月末払い」なら、締め日から約30日後に振り込まれるので、支払いサイトは30日になります。

ただ、僕は支払いサイトの長さはあまり気にしていません。期間よりも、決められたとおりにきちんと払ってくれるかを重視しています。

そう考えるようになったのは、ある中小エージェントでの経験があるからです。

消費増税のとき、増税分が振り込まれなかった

2019年10月、消費税が8%から10%に上がりました。当時、僕の報酬は、ある中小エージェントから毎月税込みで振り込まれていました。

ところが増税後も、そのエージェントは増税分の2%を上乗せせず、増税前と同じ金額を振り込み続けたのです。

最終的には、監督官庁から指摘を受けて、増税分も支払われました。ただ、指摘がなければ払わなかったのではないかと思います。ルールを守れない会社は信頼できないと感じて、それ以来このエージェントには紹介を頼まないと決めました。

僕が大手エージェントを選ぶ理由

この経験から、新しくエージェントを選ぶときは、会社の規模や実績を見るようになりました。今、紹介を頼んでいるのは大手の2社だけです。

大手を選ぶ理由は2つあります。

  • 法令を守るための仕組み(コンプライアンス体制)が整っていそう
  • 利用者が多いので、問題があれば評判がすぐに広まる

もちろん、中小エージェントがすべて信頼できないわけではありません。ただ、お金のルールを守れる会社かどうかは、登録する前には見えにくいものです。だから僕は、仕組みと評判の両方がそろっている大手を選ぶようにしています。

基準3:担当者が状況を見て率直に言ってくれるか

エージェントを使う理由の1つは、担当者に相談できることです。ただ、希望を聞いて案件を流すだけの担当者だと、案件探しがうまくいかないときに頼れません。僕が大事だと思うのは、状況を見て率直に言ってくれるかどうかです。

そう感じたのは、2024年4月開始の案件探しのときでした。

当時の僕は、Go言語の案件に絞って探していました。SNSで「Railsの需要は減っていく」と言われていたので、将来に備えてGoの経験を積みたかったのです。Goの経験も6年ほどありましたが、経歴ではRailsの方が目立っていたこともあり、書類選考がなかなか通りませんでした。

3月に入ったころ、エージェントの担当者から「そろそろRailsも視野に入れた方がいいかもしれないです」と言われました。

言われて、僕はすぐに納得しました。書類が通らない状況が続いて、自分でもそう感じていたからです。4月の開始に間に合わないかもしれないという焦りもあり、3月上旬の後半からRailsの案件にも広げました。すると面談が入るようになり、2週間ほどで案件が決まりました。

自分の希望にこだわっていると、うまくいっていないと気づいていても、方向を変えるきっかけをつかめないことがあります。そんなとき、担当者の一言があると判断しやすくなります。

担当者の対応は、登録する前には分かりません。案件紹介や面談のやりとりの中で、状況を見て意見をくれる担当者かどうかを見ておくと良いと思います。

このときの案件探しについては、フリーランスエンジニアの案件が決まらない|40代後半の僕の対処法で詳しく書いています。

基準4:エンド直案件や独自案件があるか

エージェントによって、扱っている案件は違います。案件を見るとき、僕が特に気にしているのは、エンド直案件かどうかと、そのエージェントにしかない案件かどうかです。

エンド直案件を優先している

エンド直案件とは、発注元の企業とエージェントが直接契約している案件のことです。間に別の会社が入らないので、商流(発注元から自分までの間に入る会社の数)が一番浅くなります。

僕は、案件を選ぶときにエンド直案件を優先しています。理由は2つあります。

  • 面談が1回で済むことが多い
  • 商流が深いと、間に入る会社のぶん単価が低くなりやすく、現場の情報も正確に伝わりにくい

エンド直かどうかは、大手エージェントなら案件の内容に書かれていることが多いです。一方、中小エージェントの場合は、案件の内容を見ただけでは分からないことが多いと感じます。どうしても知りたければ担当者に聞くしかありませんが、僕は聞いたことはありません。

エンド直案件を探したい方は、案件の内容に商流が書かれているかどうかも、エージェントを比べるポイントになると思います。

独自案件かどうかは、複数登録して初めて分かる

そのエージェントにしかない案件かどうかは、登録する前には分かりません。僕は、複数のエージェントに登録して、同じ案件が他から届くかどうかで判断するしかないと考えています。

僕の場合、2024年の案件探しで、クラウドワークステックから紹介されたスタートアップのRailsフルリモート案件がそうでした。他のエージェントでは扱っていない案件で、結果的にこの案件に参画しています。

逆に、同じ案件が何社からも届くなら、その案件はどこでも扱っているということです。その場合は、単価や条件が良いほうのエージェントで選考を進めています。

あわせて読みたい:フリーランスエージェントは複数登録すべき?僕が併用する理由

僕が今、紹介を頼んでいる2社

4つの基準で選んだ結果、今、僕が案件の紹介を頼んでいるのは、クラウドワークステックとレバテックフリーランスの2社です。どちらも大手で、2025年末の案件探しでもこの2社に紹介を頼みました。

クラウドワークステックレバテックフリーランス
一番当てはまる基準基準1:希望条件に合う案件があるか基準4:エンド直案件や独自案件があるか
良いと感じたところリモート案件が多い。他のエージェントにない案件を紹介してもらえた案件の数が多い。紹介される案件が概ね希望に合っている
気になったところ面談の前後に、知らない担当者から連絡が来る合わなそうで応募しなかった案件でも、面談をすすめられることがある

クラウドワークステック:希望条件に合う案件を紹介してくれる

クラウドワークステックは、4つの基準のうち、基準1に一番当てはまると感じています。伝えた希望条件に合う案件を紹介してくれますし、リモート案件も多いです。

2024年の案件探しでは、他のエージェントでは扱っていない、スタートアップのRailsフルリモート案件を紹介してもらい、参画しました。そのときの対応から信頼できると感じて、2025年末の案件探しでも紹介を頼んでいます。

気になったのは、面談の前後の連絡が、案件を探してくれる担当者ではなく、企業を担当する営業の方から来ることです。突然知らない人から連絡が来るので、最初は焦りました。

クラウドワークステックを使った感想は、40代後半フリーランスエンジニアがクラウドワークステックを使ってみた感想で詳しく書いています。

レバテックフリーランス:案件の数が多い

レバテックフリーランスは、基準4に一番当てはまると感じています。最大手と言われるだけあって、案件の数が多いのが一番の魅力です。2025年末の案件探しでは、登録してすぐに10件以上の案件を紹介され、最終的にレバテックフリーランス経由で案件が決まりました。

基準1にも当てはまります。紹介される案件に大きく外れたものはなく、概ね僕の希望に合っています。

ただ、「この案件は自分に合わなそうだな」と思って応募しなかった案件でも、面談をすすめられることがあります。そこは少しデメリットだと感じています。

エージェント選びでよくある質問

マージン率は気にしたほうがいい?

マージン率とは、企業が支払う報酬のうち、エージェントが手数料として差し引く割合のことです。エージェントを比べる記事では、選ぶポイントとしてよく挙げられています。

ただ、マージン率を公開していないエージェントは多く、登録する側からは調べようがないのが実際のところです。

そのため、僕はマージン率は気にしていません。見ているのは、最終的に自分が受け取る単価が希望に合っているかです。マージン率が何%であっても、受け取る単価が希望に合っていれば問題ないと考えています。

40代でもエージェントから案件を紹介してもらえる?

僕も2025年11月にレバテックフリーランスに登録したときは、47歳という年齢で「紹介できる案件はありません」と言われるのではないかと不安でした。

実際には、登録してすぐに10件以上の案件を紹介され、企業からの面談依頼も次々と来ました。40代だからといって、門前払いされることはありませんでした。

ただ、2024年の案件探しのように、言語を絞りすぎると書類選考が通りにくくなることはあります。年齢だけを心配するより、希望条件を絞りすぎていないかも見直してみてください。

レバテックフリーランスに登録する前の不安や、使ってみた感想は、40代後半フリーランスエンジニアがレバテックフリーランスを利用して感じたメリット・デメリットで書いています。

まとめ

フリーランスエージェントの選び方について、僕が重視している基準をお話ししました。要点は次のとおりです。

  • 僕がエージェントを選ぶときに見ているのは、希望条件に合う案件・お金と契約のルール・担当者の率直さ・エンド直案件や独自案件の4つ
  • 一番重視しているのは、希望条件に合う案件を紹介してくれるか。登録したら、希望条件を優先順位つきで全部伝えている
  • 支払いサイトの長さやマージン率より、決められたとおりにきちんと払ってくれるかを見ている
  • 増税分が支払われなかった経験から、今は大手の2社に紹介を頼んでいる
  • 独自案件かどうかは、複数のエージェントに登録して初めて分かる

エージェント選びに、誰にでも当てはまる正解はありません。まずは自分の希望条件に優先順位をつけて、それを踏まえて案件を紹介してくれるエージェントかどうかを、実際に話して確かめてみてください。

僕が2回続けて紹介を頼んでいるクラウドワークステックは、伝えた希望条件に合う案件を紹介してくれるエージェントです。

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